what's!? coffee

聴覚障害をもつバリスタが、コーヒーを通して聴覚障害者の夢を応援する

7月8日ラジオ放送

カワグチ:みなさんこんばんは、「多文化ラジオ番組People junction」パーソナリティのカワグチ キャサリン ユウコです。今日は7月8日月曜日、時刻は夜8時を過ぎたところです。本日も、多文化をテーマにおしゃべりをしていきます。30分、どうぞ最後までお付き合いください。
この番組は、ご縁、応援、貢献をテーマに夢ある番組をお届けする、ゆめのたね放送局愛知スタジオからお送りいたします。本日7月8日のゲストは、この方をお招きしています。自己紹介をどうぞ。

柴田:はじめまして。what’s!? coffee の柴田恭兵と申します。バリスタをしています。

カワグチ:よろしくお願いします。

柴田:よろしくお願いします。

カワグチ:みなさん、なんと今日のゲストは柴田恭兵さんです。

柴田:(笑)(俳優と同じ名前のため)

カワグチ:フェイスブックにお写真を上げておきますけど、かっこいい!

柴田:ありがとうございます。

カワグチ:今日のPAはコンドウジュンコさんです。

コンドウ:よろしくお願いします。

カワグチ:よろしくお願いします。

近藤:恭兵さん、かっこいいです。

柴田:ちょっと照れちゃいますね(笑)。

カワグチ:さて、柴田恭兵さん、今ご紹介にありましたけれども、what’s!? coffee、という、何て言うんでしょうね、コーヒーのお店・・・?

柴田:そうですね、今は、出張コーヒースタンドや、出張バリスタをしてるので、店舗はまだない形になります。

カワグチ:かっこいい~。岡崎市生まれ、岡崎市育ち、そして今は名古屋市に住んでいる柴田恭兵さん。

柴田:はい。

カワグチ:このwhat’s!? coffee、what’s!?というのはですね、本当に「What’s!?」っていう、「何?」っていうことですよね?

柴田:そうですね。僕のwhat’s!? coffeeっていうのが、聞こえない、僕が聴覚障害をもつバリスタってことなので、ちょっと聞き返すようなイメージで。

カワグチ:あー!「何、何!?」っていう。

柴田:っていう感じで。

カワグチ:へえ!それを、ブランドっていうか、お店の名前にしたんですね。

柴田:はい。

カワグチ:what’s!? coffee。このwhat’s!? coffeeの、何て言うんですか、ロゴも、とっても素敵なんですけど、これは何を表しているんですか?

柴田:これが、鳥が左側にいまして、コーヒーカップもあって、コーヒーが、中身が飛び出しているイメージになります。

カワグチ:あー、ほんとだ!鳥は、なぜ鳥にしたんですか?

柴田:そうですね、あの、このwhat’s!? coffeeの活動が、聴覚障害者の夢を応援するっていう意味があるので、その夢を応援するっていうのが、鳥ではばたいていくイメージで表したくて、で、そのコーヒーで、ってことなので、コーヒーカップにしてみました。

カワグチ:これ、自分でデザインしたんですか?

柴田:自分でやりました。

カワグチ:素敵!これ、あれですよね、柴田さん・・・恭兵さんって呼びます。恭兵さんの淹れるカップにも、このロゴがついているんですよね。

柴田:そうですね、はい。

カワグチ:すごいおしゃれ。で、私と恭兵さんがどこで出会ったかというとですね、世界フェアトレード・・・

柴田:フェアトレードデー名古屋、コーヒーサミットですね。

カワグチ:そう。私は恭兵さんのwhat’s!? coffee、絶対会いたいと思って行ったんですよ。そしたら何と大人気で、行ったらコーヒー売り切れてたっていう。

柴田:そうなんですよ。

カワグチ:そう。それで、豆を買って家で飲んだんですけど、その豆も美味しくて。恭兵さんが立ちあげたこのwhat’s!? coffee、何年ぐらい前に?

柴田:まだまだ、去年の11月ぐらいから始めたばかりなので。

カワグチ:11月。2018年の11月。やっぱり、私すごいですね。ちゃんと見つけてくる、こういう人。

柴田:(笑)。嬉しいです。

カワグチ:で、あのね、恭兵さんがすごいのはですね、なんとクラウドファンディングも大成功をおさめられて。5月30日までに、ファンディングをやられてたんですけども、これはどういった内容のクラウドファンデイングだったんですか。

柴田:移動販売車、キッチンカーですね。これを始めるという目的で始めました。

カワグチ:目標金額は。

柴田:70万でした。

カワグチ:なんと、集まったのが。

柴田:79万6000円です。

(拍手)

カワグチ:しかも、締切が5月30日だったんですけど、その前に達成しちゃったんですよね。

柴田:そうですね、はい。

カワグチ:素晴らしい! 約100名のパトロンっていうんですかね、応援してくれるサポーターがついてくださっていて、たくさんの方が、恭兵さんのこのwhat’s!? coffeeを応援しているということが、もう期待を・・・

柴田:(笑)

カワグチ:ということですけれども、簡単にですね、私もwhat’s!? coffeeのホームページを見させていただいたり、クラウドファンディングのページを見させていただいてきたんですが、恭兵さんはですね、生まれつき、感音性難聴で、障害者手帳は4級(高度難聴)をもっていらっしゃる。この感音性難聴っていうのは、どういった音が聞こえにくいんですか?

柴田:そうですね、もちろん人によって個人差はあるんですけど、感音性難聴っていうのが、聴力も落ちてはいるんですけど、聞き取りも難しい、というものになるので、例えばマスクとかしてると、何を言っているか全然わからないっていう状態になります。

カワグチ:口の動きで言葉を読み取るっていう・・・

柴田:そうですね、補足してるような形になるので・・・

カワグチ:感音性難聴の方の中には、マスクつけてる人と話すのが困るなーって人がいるっていうことですね。

柴田:多いと思います。

カワグチ:でも、かと言ってマスク取ってください、っていうのも言いにくいですか?

柴田:言いにくいんですけども、全然わかんないので、言うしかない時が多いです。

カワグチ:でもね、是非言っていただきたいですね。そうなんですね。で、あの、私、実は特別支援学校で働いているので、恭兵さんももしかして聾学校かな、なんて思って、きいたんですよ、さっき。でもそうじゃないんですよね。

柴田:はい。全部、普通学校で来ました。

カワグチ:そして大学は。

柴田:日本福祉大学へ。

カワグチ:専攻は。

柴田:子ども発達ですね。

カワグチ:素敵じゃないですか!そして、資格もってらっしゃるんですけど、何の資格があるんですか。

柴田:保育士と、幼稚園教諭を持っています。

カワグチ:もう、笑っちゃいますね。素晴らしすぎて。保育士と幼稚園教諭の資格も持っている。だから、日本福祉大学に進学した時には、子どもと関わる仕事をしたいなーというのがあったんですか?

柴田:そうですね、やりたいことがまだ見つかってはいなかったんですけど、子どもが好きだったので、まあ楽しそうだなと思って、行ってみました。

カワグチ:それがなぜ、バリスタの夢へとなっていったんでしょうか。

柴田:そうですね、コーヒー自体は、大学在学中にすごくはまり始めたんですけど、よく飲むようになって、そこからどんどん興味が出てきて、何でしょう、いろんな淹れ方にチャレンジしている間に、ほんとにのめりこんでしまった、っていう形で、卒業してからも、子ども系には行かずに、そっちのレストランとかカフェとかに就職しちゃいました。

カワグチ:そうなんですね。レストランやカフェ、コーヒースタンドで働いて、あっ、店長の経験もある!

柴田:はい。

カワグチ:えっ、そんな若くして。

柴田:ありました。

カワグチ:すごいですね。なんか一つの店舗を・・・

柴田:そうですね、はい。

カワグチ:それは名古屋市内のお店だったんですか。

柴田:はい、名古屋市内にありました。

カワグチ:で、今度はお店じゃなくて、移動販売の方にシフトしていくわけですけど、それはなぜ店舗ではなくて、移動販売の方にしたんでしょうか。

柴田:そうですね、今what’s!? coffeeの活動は出張コーヒーとかでやってるんですけど、移動販売の機動力って魅力的だなと思いまして。それでやっぱり移動販売から、もちろん将来的には店舗も持ちたいんですけど、移動販売からやってみようと思って。

カワグチ:で、もうすでにフェアトレードデーでも出されていたように、移動販売も経験が、最近はあるんですよね。

柴田:移動販売ですか?

カワグチ:移動販売っていうか、ブース出店っていうんですかね。

柴田:そうですね、イベントとかの出店とか、あと講演会とか、そういったのにはよく出店を今はしています。

カワグチ:それ、やってみてどうですか?やっぱりお店でやってるのと違います?

柴田:結構違いますね。お店だと、機材とかもしっかりそろっていて、お湯とかも、ボタンを押せば出てくるようなものがあったりするんですけど。

カワグチ:確かに。

柴田:イベントはやっぱりその場でお湯も沸かして、その場で淹れて、っていう形になるので、人がいっぱい来ると、すごい忙しいです。

カワグチ:あの、すいませんね、私の経験も織り交ぜながら今日はお話していきたいと思うんですが、私もコーヒーショップで働いていたんですけれど、えーと、私はそういうブース出店とか、移動販売の経験はないんですけど、店舗での接客と移動販売やブースでの接客と比べると、やっぱりその、お客さんとの関わる時間が結構違うかな、って思うんですよね。

柴田:違いますね。やっぱりお店だと、普通に一店舗だけだと待ってる状態が多いと思いますよね、お客様が来るまで。でもイベント出店とかって、すぐに通り過ぎて行ってしまう状態になるので、どんどん挨拶して話しかけて、興味を持ってもらう、っていうのも接客として違うかな、とは思います。

カワグチ:フェアトレードデーの時も、私、恭兵さんと喋りたかったんですけど、なんかずーっといろんな人が恭兵さんのブースにいるもんだから、ずっと待ってたんですよ、うろうろしながら。

柴田:そんなに待ってました?

カワグチ:待ってました、待ってました。で、ちょっとした隙にまた違う人が来て、話していくから、「早く話したいのに、私も!」って思いながら待ってたんです。

柴田:そんなに待ってたんですね(笑)。

カワグチ:でも、それを見てて、たくさんお喋りする機会があるのは、やはり店舗よりも外の方が多いかもしれないな、と思いました。

柴田:はい、それは確かにあるかもしれないですね。

カワグチ:しかもその、もしかしたら、恭兵さんのコーヒーが目的でなかったかもしれないような、通りすがりのお客さんとの出会いがまた、いいですよね。

柴田:はい。

カワグチ:どういったものを出してるんですか。メニューは。

柴田:メニューは、今はコーヒーのみで出張してるので、ドリップコーヒーといって・・・

カワグチ:ハンドドリップ?

柴田:はい、ハンドドリップでやってます。

カワグチ:私、ハンドドリップできない(笑)。コーヒーショップで働いてたんじゃないのか、って思うんですけど。私、ハンドドリップをまだマスターしてなくて。ハンドドリップ、難しくないですか?

柴田:最初は難しいですね。やっぱりブレが出やすいので。

カワグチ:ブレが出やすい(笑)さすが店長。なるほど。

柴田:(笑)。なので、僕はいろんな研究をした結果、レシピを守ればある程度はみんな同じように味が出せるような形を作ってます。

カワグチ:かっこいい!今ホットとアイスと両方出してるって感じですか?夏なので。

柴田:今は夏のイベントがまだやってないので、クラウドファンディングもあって。

カワグチ:お忙しかったから。

柴田:はい、忙しかったので。でもこれから8月とかイベントあるんですけど、どうしようかな、っていう感じです。アイスをやるなら氷が要ると思うんで。

カワグチ:そうですね。でもね、ホットでも、その、すごいこだわりが感じられました。私、実際、実はですね、行ったら売り切れてたんですけど、待つコーヒーの。せっかく行って待ってたのに、やっぱり大人気だったから売り切れちゃってて、豆を買って帰ったんですけど、すごい美味しくて、しかも、オリジンなんですよね。何て言うんでしょうね、あんまりブレンドされてない、っていうんですかね。

柴田:もう、全くブレンドじゃなくて、この前出してたのは、ブルンジエチオピアのコーヒー豆なんですけど、例えばエチオピアであれば、エチオピアのグジっていう、農園の1種類だけになるので、何も混ざってない形になってます。

カワグチ:わかりますか、リスナーのみなさん、このコーヒートーク、ついてきてますか?(笑)

柴田:(笑)

カワグチ:エチオピアの豆とか、そのアフリカの豆っていうのは、結構そのブレンドには使われないんですよね。

柴田:あんまり、そうですね。

カワグチ:あんまり使われないですね。ベースとなるのはブラジルとか、コロンビアとかいうお豆が多いんですけど、アフリカの豆っていうのは結構特徴があって。どんな特徴がありますか、店長。

柴田:そうですね、エチオピアってちなみに、皆さんのなじみがあるのが、モカ、ってあるじゃないですか。あれ、エチオピアなんですよね。

カワグチ:モカのコーヒー。

柴田:はい。エチオピアが僕一番好きで、実は。

カワグチ:へー!酸味が強いのがお好き。

柴田:僕の感覚だと、酸味というよりも香りがすごいよくて。

カワグチ:そうですね。

柴田:他の酸味が強いコーヒーもいっぱいある中で、やっぱり少し落ち着いたような、上品な感じがして、独特な発酵した感じといいますか、あの味がすごい好きなんですよ。

カワグチ:あー、わかる!でもこの、きゅっと舌が締まるような、アイスコーヒーとかにすると、すごく爽やかな味がするのが、アフリカのコーヒーですよね。

柴田:そうですね。

カワグチ:だからこの夏に向けてはけっこうこのアフリカのお豆がおすすめじゃないですか?店長、どうでしょう?

柴田:そうですね。おすすめだと思います(笑)

カワグチ:(笑)あんまりミルクと相性がよくなかったりするのもありますよね。

柴田:そうですね。やっぱり、濃いめに淹れないとミルクだと負けちゃうかもしれないですね。

カワグチ:そうですね、反対にですね、ごめんなさい、コーヒートークになってますけど、私はスマトラとか、スラウェシとかの、インドネシアのあたりのコーヒーが好きで、何でかっていうと、草っぽいガツッとしたのにミルクを入れるんですよ。

柴田:あっ、なるほど、なるほど。

カワグチ:なるほど(笑)

柴田:(笑)

カワグチ:でもね、なんかそういうコーヒーっていろいろ、その産地によって特徴があって、フードペアリングも楽しいし、アフリカのコーヒーは割と柑橘系と合ったりもするので、フルーツと一緒に飲んだり、朝ね、さっぱりとした気分になったりするんですよね。で、結構その、チョコレートと合うのは、どこの・・・?

柴田:チョコレートですか?僕は、チョコレートは、中南米系とかのコーヒーがやっぱり美味しいと思います。

カワグチ:いいですよね。あの、中南米のコーヒー、例えばどこですかね。コロンビアとか・・・

柴田:グアテマラとか、コロンビア、コスタリカとか、いろいろありますね。

カワグチ:いいですね。そうすると、がっつり、ガーンと淹れて飲んでもいいし、ストレートでもとっても美味しい。

柴田:はい、美味しいです。

カワグチ:ちょっと、PAのじゅんこさんがひいちゃってるかもしれないですけど。

柴田:(笑)

コンドウ:そんなことないですよ。

カワグチ:そんなことないですか。恭兵さんはですね、その、お豆は仕入れをして、販売をしていらっしゃるんですけど、どちらのお店から仕入れてるんですか?

柴田:京都にあるお店なんですけども。京都の、オルトコーヒーっていう名前になりました。

カワグチ:オルトコーヒーロースター。あの、いろいろたぶん、店長って言っちゃいますけど、店長いろんなお豆を試されたと思うんですけど、オルトさんのはやっぱり、違いますか?

柴田:違いますね。甘みを一番コーヒーで出したくて、砂糖とか入れずに、甘さを引き出すってなると、焙煎からそれが伝わってこないとなかなか難しくて。たまたまやっぱり、この、オルトさんが美味しいな、と思って選びました。

カワグチ:なるほど。私もおすすめです。びっくりしました。えっ、美味しい、って。すいません、コーヒーの話になっちゃったんですけど、後半ちょっとうかがいたいのが、冒頭でですね、恭兵さんが聴覚障害者の夢を応援するためにも、このwhat’s!? coffeeをやっているんだ、っていうことも少しお話されていました。もう少し具体的に、お話していただけますか。

柴田:はい。僕自身の経験もすごい多いんですけども、聞こえなくて夢をあきらめなければならないと感じる聴覚障害者も結構多くいらっしゃるんですね。なので、そういった部分で、聞こえないから夢をあきらめるっていうことではなくて、誰でも夢を追いかけられるような社会になったらいいな、っていうことで、やってます。なので、クラウドファンディングのタイトルも、一発目が「コーヒーで社会を変える」って書いたんですけど。

カワグチ:それも理由があったわけですね。

柴田:そうですね、やっぱり、パッと見て伝わるようなものがよかったので。「コーヒーで社会を変える」って言われると、いまいち、一瞬ピンとこない感じがするんですけども、個人的にそれができたら、すごい面白いと思いまして。コーヒーで社会が変わっちゃうんだ、っていうことになれば、すごい面白いな、と思います。

カワグチ:これはですね、先程その、夢をあきらめるようなお知り合いが身の回りにいた、という・・・

柴田:そうですね、僕自身も、やっぱり、就職する時に面接とかで聞こえないというのを伝えた上で面接受けたことがあるんですけど、その時に、聞こえないから、代わりに特殊能力とか、そういったものはないの?っていうことを聞かれまして、で、聴覚障害者って、聞こえないだけなので、特殊能力を持ってる方ってそんなにいないんですよね。なので、「ない」っていうふうに伝えたら、ないなら不合格だよ、ということでその場でバッサリ切られてしまったりとか、そういった経験もありましたし、他の方でも、例えば幼稚園や保育園の実習を断られたりしてしまった、とか、いろんなところで、困難を感じる部分が多いので、そういった部分をwhat’s!? coffeeの活動で変えることができるように、今いろんな方法を探しています。

カワグチ:例えばどんなアイディアを持っていらっしゃるんですか。

柴田:とりあえず移動販売でどんどんいろんな人と出会いに行く、っていうことで、僕が聴覚障害があるのに普通に喋ってるっていうところで、まずちょっと違うなと感じていただけると思いますし、聴覚障害者って全く聞こえない人がほとんどとか、手話を使うのが普通とか、思ってる方が多いと思うので、そういった部分も伝えることで、一人でも知ってくれる人が増えると思いますし、あとは今・・・追々は店舗とか増やしていければいいかな、と思うのと、全国にwhat’s!? coffeeのバリスタを増やしてですね、どこでも出張が、近くの人が、近くのwhat’s coffeeのバリスタが出店できる、という形を作れたら面白いなと思っています。

カワグチ:今ゾクッときました。つまり聴覚障害者の方が、バリスタとして、バリスタとしてに限らず、what’s coffeeのスタッフとしても、活躍できるような職場を作っていきたい。

柴田:そうですね、はい。

カワグチ:素敵ですね!これは、クラウドファンディングのページに書いてあってのかな、what’s coffeeは売り上げの一部を聴覚障害関連の団体・企業・個人への寄付も行う予定です、と。つまり、皆様の支援は、めぐりめぐって聴覚障害者への支援につながります、ということも書いてありますね。どうですか、じゅんこさん?

近藤:素敵ですね。

カワグチ:応援したくなりますよね。

近藤:感動してうるうるしながら聞いてました、本当に。

カワグチ:これは応援したい!「応援したい」というところで、是非PRもしていただきたいんですけども、クラウドファンディングで達成をされてですね、移動販売車を購入、もう目途は立ってるんですよね。

柴田:車自体はあるかな、と思うので、ここから中を作っていきます。

カワグチ:そして、今探しているのが、出店できる場所ですね。
柴田:はい、営業許可を愛知県と東京都で取る予定になってて、僕が名古屋市に住んでいるので、愛知県がメインにはなるんですけれど、移動販売車を出店できる場所が今ほしいんですね。

カワグチ:リスナーの皆さん、聞きましたか?店長は今、移動販売車でコーヒーをお出しできる場所を、大募集しています。これですね、「是非このイベントに来てほしい!」っていう声は、どのように店長に届けたらいいですかね。

柴田:そうですね・・・SNS系も全部あるので、ツイッターと、インスタグラムと、フェイスブックもありまして、あとは、ホームページも簡単なものがありますので、一番探しやすいのがwhat’s!? coffeeって入れていただいて、聴覚障害、って合わせて検索していただくと、すぐに出てくるので、何かしらがヒットしますので。

カワグチ:素敵です。今、恭兵店長がお伝えしてくださいましたが、このwhat’s!? coffeeはインスタグラム、ツイッター、簡単なホームページ・・・フェイスブックに関しては恭兵店長個人のものになってますね。

柴田:そうですね、名前になっちゃってます。

カワグチ:どれか、か、全部かをですね、多文化ラジオ番組People junctionのフェイスブックページでもシェアをさせていただきますので、是非チェックをしていただいたりですね、「うちのイベントに来て!」っていうお願いをですね、送っていただければな、と思います。ありがとうございます。恭兵店長ですね、これもクラウドファンディングのページに書いてありました。「聴覚障害者は、社会のさまざまな場所で困難を感じています。なぜなら、コミュニケーション障害と言われるほどに、会話ができないからです。」 フェイスブックページででもですね、恭兵店長が最近書いてたんですけど、大勢の人がいる中では、どうしても無口になってしまう、それはなぜですか?

柴田:やっぱり聞き取れないんですよね。同じ・・・いろんな人が喋ってると、声がかぶったりとか、あと例えば電車に乗ってる時とか、電車の音の方が大きいですね。それはなぜかっていうと、補聴器が、一番大きい音を拾うんです。なので、一対一が一番話しやすいんです。

カワグチ:なるほど。そしてそこに、二人きりだとたくさん喋るよね、っていうコメントも書いてあって、二人だといっぱい喋ります、っていうふうに書いてあったんですけども、本当に今日はたくさんお喋りしていただいて、ありがとうございます。たぶんこの倍ぐらいは、お話できるとは思うんですけども、その、聴覚の障害がある方でも、いろいろな特徴があるんですよね。全然聞こえない人もいれば、高度難聴というのは、あまり聞こえない人のことをいうんですかね。

柴田:そうですね、どちらかと言えば、軽度・中度・高度・重度っていう形になるので、僕のもっている高度難聴が障害者手帳をもらえる範囲になるんです。入ってくる部分なので、中度の方達は、聞こえなくてももらえないんですよね。

カワグチ:そうなんですね。是非このラジオを聞いているリスナーの皆さん達にお伝えしたいことがあれば、今・・・

柴田:お伝えしたいことですか?

カワグチ:はい、3分ぐらいあるので。

柴田:それぐらいですか(笑)。

カワグチ:はい(笑)。

柴田:what’s!? coffeeの活動で、これからどんどん、全国に広げていけるように、今考えていますので。コーヒーは僕は本当にこだわってますので、美味しい納得していただけることは絶対に約束します。今東京ですとか、福岡ですとか、大阪ですとか、いろんなところで出張などやってますし、講演会とかも今結構呼ばれるようになってきました。興味がある方は是非、コーヒーと、僕の話を楽しみに来ていただければと思います。

カワグチ:ありがとうございます。7月13日にもですね、東京でイベントに出演をされる、ということで、詳しくはこちらまたインスタグラムやツイッター、ホームページでお知らせをしてくださる、ということです。7月13日、東京近郊の方は是非ご参加ください。これも、放送の時点ではもう終わってしまってると思うのですが、フェイスブックページではお知らせをさせていただいているんですけども、6月29日土曜日にも。当事者talkというイベントにご出演をされました、ですね。もうね、放送終わってるので。「コーヒーで社会を変える、耳が聞こえないコーヒーバリスタの挑戦、what’s coffee柴田恭兵」これ、当事者talkって結構有名なワークショップだと思うんですけど、これにも恭兵店長出られる、すごいなー、と思って。

柴田:お誘いいただいまして。

カワグチ:これはまた是非是非、当日の様子をインスタやスイッターできっとご報告してくださると思いますので、皆さんご覧くださいね。ありがとうございました。また、機会があれば是非ご出演していただきたいと思います。なんとイタリアにも短期留学経験がある、ということですので、どのくらい行かれてたんですか。

柴田:3か月間ですね。

カワグチ:イタリア。ボンジョルノ!合ってるかな?(笑)

柴田:合ってます、合ってます(笑)。

カワグチ:是非その話も、聞かせてください。

柴田:はい、お願いします。

カワグチ:ありがとうございます。7月8日月曜日、本日のスタジオゲストにはコーヒーのお店、what’s coffeeの店長であります、柴田恭兵さんをお迎えして、お話をいただきました。ありがとうございました。

柴田:ありがとうございました。

カワグチ:それでは皆さん、来週は7月15日になります。7月15日月曜日の夜8時にまたお会いしましょう。多文化ラジオ番組People juncion、お相手は、カワグチ キャサリン ユウコでした。さようなら。